中高年のアルバイトガイド

中高年のアルバイト事情

アルバイトといえば、学生など若い人がやることである。だから、家庭の主婦が少し働くことは別として、いい歳をした中高年の大人がアルバイトなんてという風潮が、以前は日本ではありました。

ただ、最近は社会の劇的な変化に伴い、中高年も正社員として働くだけでなく、アルバイトをして生計を立てなければならない社会になってきています。

例えば、終身雇用の崩壊や会社の定年の早まった問題。年金の受給が遅くなったこと。また時代の変化が著しい現代では、比較的労働コストが高い中高年はリストラの対象になりやすいという問題もあるますね。

さらに再就職活動をしているのですが、なかなか希望の仕事を見つけることができず、失業保険の給付も終了してしまう。給付が終了すればアルバイトをしながら仕事探しをしなければならないという方もいらっしゃるでしょう。

企業や国も変わってきています

写真 このように中高年の方がアルバイトを求める機会が増えてきているのですが、その反面供給する側、つまり企業などは中高年をアルバイトとして雇う機会は増えてきているのでしょうか。

この辺は企業のスタンスによってもちろん異なるのですが、例えば皆さんのお近くにもあるコンビニなんかでは、昔は若い人ばかりが仕事をしていたというイメージがあるでしょう。

でも最近は少し様変わりがしてきてまして、中高年の店員の方もけっこう増えてきています。私の近所のコンビにでもよく見かけますよ。

確かに、割のいいバイトが他にもあるので、若い人がもっと良いバイトを求めて他のアルバイトもしているという面もあります。

写真 しかし、それだけでなく高齢化社会の進展によってコンビニのお客さんも高齢者の方が増えてます。だとすれば店主からすると高齢者の方と円滑にコミュニケーションがとれる人を雇いたいというのもあるみたいですね。

また、最近は若い人たちが、携帯やパソコンでコミュニケーションをとることが多くなり接客があまり巧くないという面もあるでしょう。

また中高年の方の“経験”を活用したいという企業も増えてきています。国も積極的に中高年の方の採用を促すよう取り組んでいるようですよ。

このような取り組みや時代の変化によるのでしょうか、中高年のアルバイトやパート、さらに派遣社員になる人もかなり増えてきているようです。